ブログ・エッセイ


夏バテ防止野菜、モロヘイヤ、ツルムラサキ、空心菜、オクラ

我が菜園の「夏バテ防止の野菜トリオ」は、モロヘイヤ・ツルムラサキ・空心菜である。これにオクラを加えてカルテットと呼んでもいいかもしれない。
モロヘイヤ・オクラは毎年秋に種を取っていて、これを蒔けばまず芽が出る。ツルムラサキと空心菜も芽出しは難しくないのだが、今年はいささか難航した。考えてみたところ、三年ほど前に買った種を更新せずに毎年使っていて、発芽の確率が年々小さくなってしまったのかもしれない。
わたしたち農園では、こうした何年か経った種を、「熟成させてる」と言ったりするが、これだけ芽が出ないとやはり種を買い替えないといけないかな。三年もの、五年ものもある。今年は、ツルムラサキは4つ、空心菜は一つだけ芽が出た。空心菜は挿し芽をしても増やせるから、この虎の子の一本を大切にしないといけない。
ねばねばトリオは、だいたい小麦粉を混ぜたお焼が定番だ。アミを入れたりちりめんじゃこを奮発するときもある。紅しょうがを入れるのが定番だ。また細かく刻んでカレーに入れることもある。少し緑っぽくなるが、まあ一種のグリーンカレーだと思えばいいだろう。そんなに気にならない。こんなわけで、いささか出遅れてまだ苗は小さいのだが、精の強い野菜なので、育ち始めたら早いだろうと楽観している。
歳を取って、膝を痛めて腰も持病があるから、畑地の掘り起こしにも限界がある。スコップで土を起こして平鍬で畝を整えるぐらいだ。だが、ジャガイモを収穫してその後を畝に仕立て直す、という作業もなかなか大仕事である。でもジャガイモも少しずつ収穫して、順次サツマイモのツルを植え込んでおおむね規定数まで行ったからまず安心だ。あとは座り込んで草取り。耕すことを考えたらこの方が体力的にははるかに楽だ。それに畝もだんだんきれいになっていくから、励みになる。
それにしても今年の梅雨、雨が多かった。やっと実をつけたカボチャも腐って枯れてしまった。やむなくもう一度、余った熟成の種を蒔いて再挑戦しよう。
2023年7月8日 記