ブログ・エッセイ


家庭菜園、腰痛、ひざ痛、ランナー膝、腸脛靱帯炎、ヨガ簡易体操、ひざ痛体操、夏野菜

夏野菜の季節が来た。昨年度いっぱいで止めるつもりだった畑も、地主さんが「四周の草刈りはやりまっせ」と言ってくれたおかげで今年度も継続となって、めでたく夏野菜の時期を迎えた。めでたいめでたいとばかり思っていたのだが、思いがけないアクシデントが・・・。
実は4月14日の金曜日の昼前、近くの生協に買物に出かけて、パックの焼酎などいささか重い買い物をした。電動自転車で行けばよかったのだが少しでも運動を、とせこい気持ちが勝って歩いて行った。リュックを持って行けばよいものをついたくさん入るエコバッグを持って行ってしまった。荷物が多くなりそうなので奥方に付いて来てくれと言えばよかったものをつい言いそびれてしまった。結果、10分ほどの道のり、重い荷物を、持ちにくいエコバッグを右左と持ち換えながら、ずいぶん苦労してなんとか帰宅した。
右ひざが痛み出したのはその夕刻からだ。これはまずいぞ、と思いながらも、痛いながらも、まだ歩けるので、何時も毎朝やってるヨガの簡易体操を少し気合を入れて少し強めにやって見ようと思い励んだ。ところがそれが悪い方に出てしまった。
思い当たるのは、いつも最後にやってる「魚の体位」だ。これはいつもやってるのだが、月曜日の朝、足を組んで、いつもどおりやってみた。少し痛かったのだが、少し痛いぐらいが効くだろうと、今から思えば圧倒的な間違い、基本的な過ちをおかしてしまった。これがまったくの裏目に出たのだった。その午後から動くのも難渋するようになった。整形外科に行くにも歩けない。歩けない上に行く気にもなれないほど痛い。こまったこまったコマドリ姉妹、である。だが冗談を言っている場合ではない。
やむなくインターネットでひざ痛に効きそうで簡単なものをさがして、恐る恐るやっていった。でもなかなか痛みが取れない。仕方なく水曜日になって、近くの婿殿、在宅勤務なのだが、夕方送るだけ送ってもらえないだろうか、と頼んだ。そして夕方に近くの整形外科へ。
以前にかかったことのある医院だが久しぶりなので予約ができず待つこと1時間。ようやく診てもらった。痛めた経過をよどみなく整理して説明する。メモを書いていった。こういくことは得意なんだけどな。
先生は、足を動かしたり押さえたり伸ばしたり縮めたり…。そして、「どうも腸脛靱帯を痛めているようですね、炎症を起こしているのだと思います」と言われた。「ちょうけいじんたい」、なんですかそれは?と聞いたら、本を出してきて説明してくれる。「ここの靭帯です、消炎剤のシップを出しておきましょう、来月予約を取っておきますが、もし痛みが取れたらキャンセルしてくれたらいいです」と。なんと良心的なお医者さんだろうか。気をよくしたわたしが、「20分ぐらい歩いたところに畑を借りて家庭菜園をやってるんですが…、月読神社から少し入ったところです」と言ってみると、歩けるなら無理せずにと云ってくれる。そしてカルテに、「月読神社、家庭菜園」と書いてくれた。
これはわたしにとっては大事な日課なので、その情報をメモしてもらったことはありがたい。今度診てもらうときには、月読神社まで速足で歩いていくことができるようになりました、って言える。それに報いるためにも早く治そうと決意も新たにして、帰りも婿殿に電話して車で家まで送ってもらった。
家に帰って、「腸脛靱帯…、腸脛靱帯炎」を調べてみる。するとまたの名を「ランナー膝」とでている。マラソンなど今はもう無縁だ。十数年ほど前には少し走ったりもしていたが、いまはマラソンなんてとんでもない。そうか、そう言えば思い出したことがあるぞ。たぶん図書館司書時代だったと思うが、『ランナーズ』という雑誌を購読していて、時どき市民ランナーの大会に参加したことがあるのだが、たまたま堺の仁徳天皇陵の周囲を走るという大会があってそれに行ってみた。10キロだったが、石だたみが多くて走るのに苦心した覚えがある。なんとか完走して帰ってきてからが大変だった。動けないほど膝が痛くなった。そうだ、今回と同じ右足のすねの外側だ。
這うようにして、その当時町役場近くの、京都日赤田辺診療所の整形外科に行って診てもらった。医者はスポーツ医のようだったが、わたしの詳細な経過説明を聞いて、レントゲンを撮ったかどうか忘れたが、「マラソンで靭帯を痛めたな、それにしてもまあこんな足でよくマラソンなんかやるなあ、骨と筋で走っているようなもんだ」と笑われた記憶がある。「筋肉を強くしないとだめだ」とも。
そうか、今回もその時と同じ症状で同じ病名なんだな。45歳ぐらいだったその時は、たしかに「ランナーズ膝」という名称にふさわしい。「誉れ」「勲章」とは思わないが、まずその名づけは当たっている。しかしながら今回はどうだ。生協で焼酎の1.8リットル紙パックなどの買い物で、10分ほどを歩いだだけだ。それで「ランナーズ膝」という名称をいただいた。まことおこがましくも晴れがましい。とはいってもと思い直す。それが歳を取るということだ、仕方あるまい。今回の整形外科の先生も、「ランナー膝」といわないで、「腸脛靱帯の炎症」と言ってくれたのも、心ばかりの配慮であったのだろう。
まだまだ痛いが、「月読神社の近くの畑まで」は行く事が出来るようになった。その途上の図書館でも、ひざ痛の本を借りてきた。ヨガの簡易体操でひざの負担がないものをやり、図書館で借りた本に載ってる簡単な体操をやり、はやる心をおし鎮めるために静坐もやっている。
夏野菜、けっして頑張りはしないが、まあ、歳相応に励まねばならぬ。
2023年4月29日記