ブログ・エッセイ


畑作業、『戦前期外地活動図書館職員人名辞書』、『図書新聞、』「日本の古本屋」メルマガ

日中はまだまだ暑いが、朝晩はめっきり涼しくなった。こう暑いのも閉口するのだが、夏が終わって秋が来るというのも、いささか寂しい気もする。まあ、勝手な言い分だけど。

畑の夏野菜が終わって、茄子も切り戻したから、いまの時期の収穫は、モロヘイヤ・つるむらさき・空心菜・オクラといったトロトロ野菜ばかりとなった。畑で作物を作っていると、なんだか野菜を買うことが出来にくくなって、随分と不便だ。

畑の作業は、夏野菜の準備で畝を作る時期と、梅雨で雑草が繁茂する時期、猛暑のなか雑草を抜く作業と、それに水遣りの時期が殊更にしんどい。先般、共同で畑を借りている三人が畑で顔をそろえたから、来年も持続するかどうかと、少し話合った。
もとより、ぜったい継続しようとか、止めようとか、はっきりした意見は出ない。みな、6割4割ぐらいで、判断しつらいのだ。あれこれと話をした結果、ともかく、だらだらと、のんびり、ゆったり、来年もやることとなった。もとは四人でやっていた畑だが、数年前にひとりが急死して、彼の持ち分を三人で分けたから、受け持ち畑が増えたかたちになって、それは大きな誤算だった。
若いころから菜園をやってきて、定年後も持続し、畑に行けば気の合った友人と話ができる、それを楽しみにしようと生活設計をしてきた結果の家庭菜園だ。これが三人の共通認識でもあったし、畑をやめると寂しいからなあ、ということから、ともかく継続しようという結論になった。無理せず、のんびりとやっていこう。
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ここしばらくは、琵琶湖一番丸船長一庭啓二の評伝に掛かっているが、先般刊行できた『戦前期外地活動図書館職員人名辞書』について、『図書新聞』と「日本の古本屋メルマガ」から、紹介文を書かせていただけることになって、それぞれ書き終えた。『図書新聞』はすでに、8月12日号に掲載されたし、「日本の古本屋メルマガ」は9月に載る予定になっている。ありがたいことである。
いずれ「おおすみ書屋」の収蔵庫にも全文を上げる予定だが、ホームページ担当者がしばらく忙しくて、更新できていない。

この『戦前期外地活動図書館職員人名辞書』もようやくNACSISのCiNii Books にも目録が上った。一安心。それに、東京の区立図書館や都下の図書館でも、数館が受け入れてくれている。各図書館の目録が出そろったぐらいの時期に、今度はおおすみ書屋から、個別の図書館あてに、DMを出そう。そのDMには、この人物はこの地域の出身です、この地域で活動された人物です、といった、人物の該当のページをコピーして、販売促進に励もうと思っている。それも当初からの予定だったし、こうした宣伝活動も、性に合っていて、けっこう楽しいものだから。
それに、地域の図書館は、その地域出身の人物については、責任を持って資料を集めるべきだ、という持論も展開できる機会にもなる。(2017年8月31日記)