ブログ・エッセイ


仕事と音楽ライフと。バロック音楽、クラシック一般、シャンソン、ジャズ等々。ステレオ装置

 

 

年々夏は暑くなり、年々齢も重ねて、近頃の夏はつらいものがある。

早朝に家庭菜園の畑作業をすませ、帰宅後シャワーをあびて収穫した野菜を洗ったり簡単な処理をしたりして自分の仕事にかかるのだが、この暑さではホイホイと二階の仕事部屋には上がれない。二階の自分の部屋にはクーラーが無く、それでも数年前までは夏でも首に保冷剤をまいて二階で仕事に勤しんでいたが、ここ数年はさすがに無理になった。

もともとクーラー嫌いということもあるのだが、仕事部屋の壁には180センチのスチール書架と、その上にボックスを置いてあるのでもはやクーラースペースはない。クーラー設置スペースを作るための作業をして疲労で倒れるか、炎熱の部屋で仕事をして倒れるかの、困った二者択一になっている。

そんなことから、盛夏は階下の居間のテーブルで仕事をすることとした。デスクトップのPCもあるし何よりステレオ装置がある。そして暑さに堪えきれなくなったときのためのクーラーも確保してある。

ステレオについて。スピーカーはだいぶ前に図書館時代の友人からもらったタンノイのバークレイ、そしてアンプは真空管ではないのだがラックスマン、アナログレコードのためのマイクロのプレーヤーもある。CDプレーヤーもあるがもう一台カセットテープをCDに焼くデッキもあるからテープも聴ける。そしてアップルテレビも婿に設置してもらってある。スカパーからケーブルに代えたクラシカジャパンもずいぶん前から配信を受けているからこれで音源としてはほぼ満足だ。

階下では、朝の仕事にかかる際にグレゴリー聖歌をかけて心をしずめ、次にインターネットラジオのバロックを聴き、適宜CDを聴いたりするが、午後はジャズに移行して、だいたいはインターネットラジオにあるBEBOP系のジャズ、これらを聴きながら夕方に至る。

このように音楽生活は安泰ではあるのだが、肝心の仕事の媒体がいささか不安定であるのだ。というのも、二階のPCにあるデータファイルをUSBにいれて階下のPCで呼び出して追記の作業をするのだが、時にダウンする。USBの容量が大きすぎるのだと友人は教えてくれるのだが、USBならずともワードは「検索機能」を使おうとすると落ちてしまう。何度も痛い目にあってから出来るだけこまめに保存をするようにしているのだが、どうも不調だ。作業中の外地図書館員人名辞典も、幾度か保存忘れが生じている模様で、これが心配の種である。

そのように心配は尽きないのだが、まずまずの仕事ライフ、音楽ライフであるのだ。いまは先般クラシカジャパンから録画したチェコフィル、ビエロフラーヴェク指揮の「わが祖国」(2014年プラハの春音楽祭)が鳴っている。

(2016年8月16日)