ブログ・エッセイ


今年の夏野菜

何年も家庭菜園をやっているのに上達しない。「生産調整をしているのだよね」といわれる始末だ。
今年は、キュウリがまことに不作、連作障害を考えて継ぎ苗を奮発したのに、出来が悪い。例年獲れすぎて困るぐらいだったから、今年は時期をずらして二本ずつと思って植えたのだけど、うまくいかない。
それにピーマン・シシトウ、これは毎年だが、うまくいかない。土地との相性がわるいのかもしれない。
そしてズッキーニも。今年は種蒔きして3本育っているのに、大きくならず実までいかない。
でもまあ、トマトも茄子もそれなりに出来ているからいいとするか。あとは、オクラ、モロヘイヤ、空心菜、ツルムラサキのベトベトグループだが、これも健在。モロヘイヤはもっぱらお焼き。紅ショウガと返りちりめんを小麦粉にまぜ入れて出汁でといたものを焼くだけ、それをポン酢で食べるのだが、夏バテ防止と思って、夏中ずっと食べている。今年はその他のベトベトメンバーを仲間に入れて、デラックスなミックスお焼にしてみよう。
ここしばらくは、ジャガイモや赤白の玉ねぎなど生産品がまだあるから、おおむね野菜は家庭菜園だけでまかなえる。だからスーパーや生協に行っても、野菜売り場は横目でちらっとみるだけで素通り。
旬の野菜を食べるというのは、理にかなってよいことだと言われる。またその通りなのではあるが、こう一時に集中して獲れるのもなあと思ったりする。
(2017年7月4日)