ブログ・エッセイ


家庭菜園、じゃがいも、収穫、トウモロコシ、枝豆

はや6月になった。家庭菜園の感覚で言うと、「激動のえんどう豆シリーズ」が終って、いまは、ジャガイモ収穫で大忙しだ。
昨秋に友人の畑を引き受けて少し広くなり、どうしようか 思案していたのだが、芋類が簡単で手間いらずかと考え、男爵とメークインの種芋を5キロずつ買ってきて植えこんだ。思いのほか豊作で、ずいぶんたくさんできた。
運搬は電動自転車だから、そんなに多くは運べない。15キロぐらいが限界だ。それも、後ろの荷台では背中にくっつけて一体感を演出して運ぶ。そうすると、55キロのわたしと、15キロのジャガイモで、ちょうど70キロの運転者が運んでいる計算になる。だからこの一体感を脳に送り込んで、負担感を感じさせないように気を使っているのだ。
一週間ほど前。晴れ間を狙って収穫した第一回目の運搬は、少し欲張って収穫して自転車に乗せたものだから、畑を出たところで自転車をひっくり返してしまい、わたしはうまくよけたものの、せっかくのジャガイモが、水溜りに、バラバラバラっと落ちてしまった。せっかく晴れ間を狙ったのに、あんまりだ、情けない、とがっくりし、とはいえ家までは運ばねばと気を取り直して荷台に積み込んで再出発。
その後も15キロずつぐらいを鋭意運搬中だが、梅雨に入ってしまい、なかなかはかどらない。
運んだジャガイモは、まず、傷んだもの、そして小さいもの、陽にあたって蒼くなったものから順に、毎日ゆでて食べている。湯がきたてはたいへんおいしく、そのままパクパクパク。米不足もなんのその。我が家はジャガイモで食べていける。
梅雨のシーズンで、収穫には不向きなのだが、そうも言っておられず、運んできている。腐らせないように見張りながら、大量消費をしていかねばならない。
ジャガイモの跡地は、トウモロコシと枝豆だ。それにしても、スコップで掘り起こすのは結構な重労働である。なんども掘り起こすのはしんどいから、ジャガイモを収穫するとき入れたスコップ勞働をそのまま利用して、跡地にトウモロコシと枝豆の種まきをしてしまった。
ともかく、「済んだことにしたい」「やった感を味わいたい」ものだから、出来るだけ、間断なく、草が生えるいとまも与えず、次から次へと、種まきをしてしまおう。これでうまく行ったら儲けものである。 2025年6月14日記