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『月刊撫順』『月刊満洲』の執筆者たち 47 東条英機

東条英機は昭和12年7月号(10巻6号)の巻頭に板垣征四郎とともに「日本版の発刊を祝す」と題した祝辞を寄稿している。肩書は関東軍参謀長 陸軍中将。東条英機も満洲事変のことから書き出し、『月刊満洲』については、「満洲国随一の大衆雑誌として世の好評を博し、別に『コドモ満洲』、満文雑誌『明明』あお発行して満洲文化工作に貢献し来った」とすこし細部にわたって述べている。
東條英機は明治17(1884)年の生まれ。この年の昭和12年3月、板垣の後任として関東軍参謀長に就く。昭和16年10月内閣総理大臣、陸軍大将。昭和23年12月極東国際軍事裁判でA級戦犯、死刑。
2025年1月9日 記