ブログ・エッセイ


NEW!! 畑、腰痛、坐骨神経痛、畑撤退、簡易体操、佐保田鶴治、熊谷直一、早起き副菜、市民農園

昨年暮れに、畑仲間の腰痛老人三人組は畑で寄り合って、今後の方針を話し合った。優柔不断で決断のおそい三人組だったが、まずこの畑地を借りての菜園はもう無理であろうとの結論に落ち着いた。四周の草刈りや畑地へ入る通路の草刈りはも早や手に余るとの結論である。まあそんなことは話し合いの初めからわかっていたことなのだが、なんとか持続したいという希望的観測に押されていただけのことであった。まだ地主には言ってないのだが、まずこれで今年度を切りとして今の畑地からの撤退が確定した。そんなこんなで、目下、4月以降の収穫となるニンニクやイチゴの苗を当面我が家の裏庭の狭いところに移し替えている。もう少ししたら、市報に一区画が10坪ほどの市民農園の募集が出るだろうからそれに応募するつもり、もし抽選に漏れたら一年の浪人生活だ。
そんな決断をしたあとの畑通いはなかなかつらいものがある。それでなくても、畑からの帰路の坂道がしんどい今日この頃だ。しかたない、歳のなせる業だとあきらめつつ、しかしこの衰えつつある体力を、せめて現状維持しておかねばならないと考え、年末から京田辺市のトレーニングジムに行くことにした。1回300円なのだが、高齢者は1回150円というお徳なものである。トレーニングジムといってもそれはトレーニングをする連中に対するネーミングで、わたしなど、一番軽い重りでパタパタしているだけだ。パタパタを一通り終えるとウオーキングマシンで20分ほど歩いて終える。
年末にそれを4,5回やったところで、どうも腰の具合が悪くなり、坐骨神経痛がまたぞろでて来てしまった。ジムのせいではないとは思うのだが、下半身がしびれ、今回は右側がひどくなり、困り果ててしまった。
歩けることは歩けるのだが、なんとも言えない不快感で気が滅入りる。やむなくトレーニングジムはやめて、毎朝のテレビ体操もやめてヨガ体操やることとした。佐保田鶴治先生の弟子であった熊谷直一先生に教わった簡易体操である。これを毎朝、20分から30分ほどゆっくりゆっくりやっている。早く目が覚めるから、のんびりゆったりとやることができる。まず、少しずつ良くなっている気もするのだが、それでもまだ気持ちの悪い痛さというかしびれは残っている。こまったこまったコマドリ姉妹である。
こうして早朝のヨガの簡易体操をやったあと、家人が起きてくるまでの間、その時間を利用して、畑で獲れた野菜で副菜などを作る。今年はサトイモがよく獲れたから、サトイモの煮っころがしを作ったり、親芋を湯がいて柔らかくしてチップスを作ったりする。人参も豊作だったから、人参葉のお焼きのタネを作っておいたり、人参しりしり、また白菜主力のスープを作ったりする。そのほか、大阪菜とお揚げさんの煮びたし、柿と大根のなますなど、副菜をいくつか作っておくと夜ごはんの時に便利だ。ちょっとだけ晩酌をするのにもって来いである。畑から帰って晩飯を食べる前、主菜が作られるまでのあいだに、この副菜というか前菜というかお通しというか、それを食卓に並べてお酒を飲むのである。
こんな早起き副菜作りを持続するためにも、なんとか市民農園の抽選に当たらねばならぬ。2023年1月4日記