ブログ・エッセイ


NEW!! 放射線治療、電動自転車、歩いて畑、さとうわきこ、さとうわきこ記念館、いそがしい夜、らじるらじる、聴きのがし

放射線治療に20日間病院通いをしたが、先月半ばに無事終了した。そんなこともあり、「大事をとる」というわけでもないのだが、玉ねぎ・ジャガイモの収穫という、畑からの重い運搬勞働もあることから、しばらく電動自転車で畑に通ってきた。
こがねばならぬが、それでも電動自転車は文明の利器である。歩きに比べてなんとなんと楽チンであることか。そして帰路の上り坂の負担感がなんと小さくなったことか。
しかしながら、こうして電動自転車に頼っていると、どうも、歩行力というか、歩く力が減退してきたように思われてならない。そんなことから、本日の「早朝畑行き」は、「歩いて行く」ことにした。玉ねぎもジャガイモも収穫してしまったし、あとは、ぽつぽつと獲れ始めた夏野菜の収穫のみだ。帰りの荷物も重くない。ストックをついてトコトコ歩いて畑に到着する。
まずは水分補給というわけで、昨日作った紫蘇ジュースを賞味。近所の畑のおばあさんに、「紫蘇ジュースは6月中の葉っぱを使った方がぜったいに美味しい。7月8月によく茂った赤紫蘇の葉っぱがスーパーに並ぶが、6月の葉っぱよ ‼」と教わったので、いま畑のいたるところに種を落として雑草化した赤紫蘇を、草抜き方がた、収穫し作ったのである。レシピでは、砂糖を1キロとあるが、こんなに入れたら甘ったるい後味が残って嫌だから300グラムほどを目分量。酢も500CCと書いてあるがこれではいささか酸っぱすぎるので300。それでつくってみたが、まだまだ味が尖がっている。次回はリンゴ酢にしよう。
そしてそんなことを考えながら、次はバックグラウンドミュージックだ。スマホの「らじるらじる」とBluetoothのちいさなスピーカーで「古楽の楽しみ」をセットする。畑はわたし一人だし、少々大きなボリュームでも平気でだ。畑で音楽を聴くというのは、「わたしの畑行き」の大きなモチベーションになっている。今日は「古楽の楽しみ」だが、「ジャズトゥナイト」もよく聴く。
そのあとには畑作業のための装備だ。作業着が汚れぬように、腕に作業用のカバーを付ける。そして足には足カバー。さらに膝をついて作業ができるようにニーパットを装着。ところがこのニーパット、出来が悪くて、すぐにずれる、しかもパットに挟まった土が長靴に入るのである。まったく利用者の作業のことが分かっていない。まあいい、今度はカバーとパットとセットになっているものを買おう。
そして先日買ってきた種を、畑に常備の種と合流させ、畑に置いてある麻ひもなどをテーブルに持ってきてと。ここで紫蘇ジュースをもう一口飲もう。うーーん、やっぱり酢が尖がっているな。少し薄めて持ってきたのだがな。
さらには、昨日に書いておいた「本日の畑作業」のメモを確認。今日は無事に持参している。忘れて作業できなくても、「今日やることは、明日でもできる」である。メモを見ると、ふむふむ、支柱の補強、茄子・きゅうり・ピーマンなどの水遣り、リーフレタスの種まきだな。
ここまでやって、ようやく畑作業の準備を整えおわる。すると早や、疲労感がからだに「充満」してくるのである。やれやれだ。もうこれで帰宅してもよいかなと、すでに十分に働いた気分になっている。
いやいや、こんなことでは、まるで、「さとうわきこ『いそがしいよる』」の「ばばばぁちゃん」になってしまう。ばばばぁちゃんは、きれいな星空だったものだからそれを見ようとしたのだったが、星空を見るだけではもったいないではないか、と思い直し、お茶の道具から寝具まで、何から何まで外に引っ張り出してしまう。そしてそれをやり終えると、「やれやれ、いそがしい夜だったよ」と満足そうに、ひとりごちるのである。
だが、わたしは当初の目的を決して忘れることなく畑作業を始める。しかしながらわたしも作業の前に、「やれやれ、いそがしい畑準備だったな」つぶやくのである。
さとうわきこの記念館が信州にふたつほどあったはずだな。列車で行ける範囲だろうか。調べてみよう。そして、行くか行かないかはどちらでもいいから、「おでかけ予定表」だけはつくってみようかな。
わたしはといえば、そちらの方面も「いそがしい」のである。
2026年6月14日 記