ブログ・エッセイ


紫奏子(紫白菜)で湯豆腐、ジャズレコード、晩御飯の支度

畑で紫奏子という、赤いというか紫というか、そんな白菜を作っていると先般書いたのだけど、奥方がいない一昨日、昆布出汁でその紫奏子を入れて湯豆腐を作ってみた。美味しいには美味しいのだが、御汁が紫色になってしまって、そのあと、予定の卵雑炊には、どうにもこうにも移行できない。雑炊パトスがわかない。しかたないかな、紫色の出汁になるもんな。
家にいるときは、夕刻4時前に畑に行くようにしている。今はあまり畑の作業がないから、生ごみを畑のコンポストに入れて、収穫して帰ってくる。日が落ちるのが早くどうしても暗がりを帰ることになる。自分のことを棚に上げて言えば、今どきのご老人、若い人でも車の運転がこわい。我が身を振り返って思うのだけど、車が道路に出てきたり交差点を曲がったりするとき、運転者は、車ばかりに目を取られて、歩行者まで見てくれないことがよくある。
そんなこんなで、身を守るために、電気屋さんで、ウオーキング用の点滅ランプを買ってきた。それを腕に巻いて畑から帰還するのだ。まあこの点滅ランプ、ささやかに点滅はしてくれるのだけど、遠慮がちな点滅で、車の運転者から見えるかなと、これもまた心配。もう少し強烈なものを買わないと効果がないかもしれない。
畑から家に帰ったら、収穫してきた野菜を洗ったり処理したり時に副菜を作ったりする。まあ出来うればあまり時間を取られたくないし、楽しみも、と思って、アナログのジャズのレコードをかけることにしている。だいたい20分ほどだから、A面またはB面を聴いたらその作業が終わるというのを目安に、作業する。
その日が料理の当番になった時には、もう一枚レコードを聴く間に終えたいと願って頑張る。窓を閉めて雨戸も閉めてすこしヴォリュームをあげてレコードを鳴らすのだ。
A面B面を聴き終える間に作業がうまく終えるわけもないのだけど、まあレコードでジャズを聴くのも十分楽しいから、それはそれでいい