ブログ・エッセイ


すじ肉、ゴーヤカレー、『戦前期外地活動図書館職員人名辞典』、 索引とり

『戦前期外地活動図書館職員人名辞典』の索引を作成している。

こうした索引とりや校正は、もともと嫌いな作業じゃない。だが、嫌いな作業じゃないからこそ、何だか根を詰めてやり過ぎて、体調を崩したりすることがよくある。ここまでやったら休もう、と思いながらやるし、やはり間違いなくやりたいから、なおさらそうなる。

9月10月になり、涼しくなったことから少し前から二階の自分の部屋で仕事をしていて、いまは『戦前期外地活動図書館職員人名辞典』の索引を作成する作業だ。だから、あまり根を詰めないようにと、この作業をするため、適度に気を散らしながらやることとした。

適度に気を散らす、というのは、ある一定の時間集中して仕事をしたら、すこし間を置くということなのだが、そのためにはどうしたらいいか、すこし考えてみた。この集中する時間があまり長くなってしまうと効果がない。そのためには、たとえば、散歩もいいだろうし用事を作って近くの郵便局にいくのもいい。またわざわざ幾度かに分けて近くに買い物へと行くのもいいだろう。だが、もっとよい方法を見つけた。それは、何か煮込み料理を作るということだ。

そんなこんなで、冷蔵庫がゴーヤでいっぱいになって困ってきたから、近くのスーパーですじ肉を買ってきて、ゴーヤカレーを作ることとした。近くのこの店のすじ肉は、わりに赤身があって気に入っている。まずはすじ肉を湯がいて油を落とす。そしてあとはゴーヤを筆頭に、きざんだ野菜をフライパンで炒めてそのまま煮込んでいくだけだ。ゆがいて油を落とす間、カレーを煮込む間、これが、適度に気を散らすのに最適だ。タイマーを20分、30分、40分と適当にかけておいて、様子を見にいくのだ。

このすじ肉カレーの元に通う、そのついでに少し体を動かしたり、ひねったり、あれこれの健康法をしていると、あまり根を詰めなくてもすむ。時間設定も自由自在だ。まあ、あまりひとに吹聴するようなことでもないが、適度に気を散らしながら、という、なんだか韜晦したというか、斜に構えた言い回しが、気にいっていて、索引や校正作業にはこの方法が良いのではないかとひそかに考えたりしているのだ。   2016年10月3日記