ブログ・エッセイ
春たけなわ、トウ立ち前、「菜花」
春が来た。葉物野菜が花をつける春が来た。
巻かなかった白菜にも、待望の花芽がつき始めたぞ。いやいや「待望の花芽」というのは間違いなく負け惜しみである。白菜が巻かなかったのは明らかに失敗だからである。いやいや、白菜の「菜花」が、まことに美味しいく、白菜の花芽が大きくて立派であるから、これは考えようによっては想定内であるというのも事実であるのだ。
春になり、白菜以外の葉物野菜、たとえば水菜や大阪白菜、チンゲン菜や小松菜、そして大根までも花をつけ始めた。これらアブラナ科の葉物野菜は、黄色くてかわいいつぼみを付ける。めでてもきれいでかわいいのである。しかしながら、わたしはと言えば、こんなかわいくてまだまだ可憐な小さいつぼみも、どんどん摘んでいく。「菜の花お浸し」にするわけだ。それは、いわば「菜の花アラカルト雑多お浸し」というわけだ。
さらに、春になって花が咲くという事態は、葉物野菜が、一気にというか、成長するというか、花を咲かせて実をつけ、子孫を残すべく大きくなる時期でもある。つまり、小松菜やチンゲン菜なども、花を咲かせると同時に、葉っぱも大きくなるのである。うまくいかなかったこれらの葉物野菜も、花の下につけた葉っぱを収穫して、「チンゲン菜」「小松菜」の葉と称して食するという具合だ。
下手な家庭菜園家ではあるが、こうして、トウ立ち前の葉物野菜は、けっこう重宝で有効なのである。 2026年3月29日 記
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